敬老の日が近づくと、「今年は何を贈ろう」と迷う時間がやってきます。お花、お菓子、日用品――形はいろいろですが、贈る相手の顔を思い浮かべているうちに、いちばん伝えたいのは結局「ありがとう」なのだと気づくことがあります。
ふだんは照れくさくて言えない「ありがとう」や「元気でいてね」も、敬老の日なら少しだけ素直に届けられる。この記事では、贈る相手やシーンに合わせた言葉の選び方と、その言葉を小さなかたちにして渡すヒントをまとめました。
ちなみに2026年の敬老の日は9月21日(月)です。毎年9月の第3月曜日にあたるため、日付は年によって動きます。
贈る相手で変わる、敬老の日の言葉選び
敬老の日のギフトは、「何を贈るか」から考えると迷いがちです。先に「誰に、どんな気持ちを届けたいか」を決めると、言葉も品物もすっと決まります。相手ごとに、しっくりくる言葉のトーンは変わります。
祖父母へ
おじいちゃん、おばあちゃんへは、思い出や日常のひとコマを入れると一気にあたたかくなります。「小さいころから見守ってくれてありがとう」「また一緒にごはんを食べに行こうね」。具体的な場面がひとつ入るだけで、形式的な文面から抜け出せます。
両親へ
子どもから両親へは、素直な一言がいちばん届きます。「いつもありがとう」「これからも元気でいてね」。親子だからこそあらためて言葉にするのは照れくさいものですが、敬老の日はその照れをちょうど言い訳にできる日でもあります。
義理の両親・親戚へ
少し距離のある相手には、丁寧でやわらかい言葉が安心です。「日頃の感謝を込めて、ささやかですがお贈りします」「季節の変わり目です、どうぞお身体を大切にお過ごしください」。相手を気遣う一文を添えると、かしこまりすぎずに礼を尽くせます。
施設や地域のお祝いで
個人宛でなく、施設や地域の敬老会などで贈るなら、誰が受け取っても心地よい言葉を選びます。「いつまでもお元気で」「笑顔あふれる毎日をお過ごしください」。明るく前向きな言葉なら、幅広い方に無理なく受け取ってもらえます。
敬老の日に添えたい言葉の例
メッセージは、きれいな文章にしようと気負わなくて大丈夫。ふだんの会話に近い言葉のほうが、かえってまっすぐ届きます。
- いつも見守ってくれてありがとう。
- これからも元気でいてください。
- またゆっくり会いに行きます。
- いつも優しい言葉をありがとう。
- 感謝の気持ちを込めて贈ります。
あらたまった場面なら、「日頃の感謝を込めて」「いつまでもお元気でお過ごしください」といった表現も使いやすいでしょう。
「言葉を贈る」という選択
消えものか、残るものか。プレゼントを考えるとき、よく分かれ道になる問いです。言葉をかたちにしたしおりは、毎日の読書や手帳にすっと使えて、軽くて場所も取りません。ページを開くたびに、贈った人の気持ちがそこにある。手元に残る小さな品として、そんな役割を果たしてくれます。
お菓子や花に添える一品としても使いやすく、手書きのメッセージカードと重ねれば、しおりの言葉と自分の言葉が響き合います。
相手・シーンで選ぶ、言葉のギフト
感謝の気持ちをそのまま届けたい
「ありがとう」を面と向かって言うのは、家族相手ほど難しいものです。言いそびれてきたその一言を、しおりというかたちに託して渡せます。

健康でいてほしいという願いを込めて
「元気でいてね」「長生きしてね」。敬老の日にいちばん届けたいのは、案外この気持ちです。無病息災の言葉をかたちにしたしおりは、お守りのような感覚で日常に置いておけます。読書のお供にも、手帳に挟んでも、目に入るたびに願いが静かに寄り添います。

上質なものを贈りたい・目上の方や義理の両親へ
少し改まった印象で贈りたいときに選ばれているのが、真田紐のしおりです。日本の伝統的な組紐である真田紐を使った和風の仕上がりで、義理の両親や目上の方へも気後れせず渡せます。年齢を重ねた方にこそ、素材や手仕事の気配が伝わるものを――そんな気持ちに応えてくれるシリーズです。

「元気でいてね」を軽やかに添えて
「なんとかなる」「きっとうまくいく」。そんな言葉を日常にそっと置いてほしいとき。健康を願う気持ちを、重くしすぎずに届けたい人に向く選択肢です。前向きな言葉は、読むたびに気分を少し軽くしてくれます。お守りのように、ふだん使いのなかで寄り添ってくれます。

渡し方のヒント
しおりは単体でも贈れますが、好きな本や季節のお菓子、花束に添えると言葉がいっそう引き立ちます。「ちょっとしたもの」という気軽さがあるぶん、大げさにならずに感謝を渡せます。
手書きのメッセージカードを一緒に添えれば、しおりの言葉と自分の言葉の両方が手元に残ります。口では照れくさいことも、書くとすんなり出てくる。そういう経験は誰にでもあるはずです。
遠方でなかなか会えないなら、手紙や写真を添えて送るのもいいでしょう。「また会いに行きます」「寒くなる前に顔を見に行くね」。次につながる一言があると、贈りものはぐっとあたたかくなります。
敬老の日の基礎知識——由来と「何歳から」
敬老の日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」国民の祝日です。もとは9月15日固定でしたが、2003年のハッピーマンデー制度により、9月の第3月曜日へ移りました。ルーツは1947年、兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)で開かれた敬老行事にあるとされ、そこから全国へ広がっていったと伝わります。
お祝いを何歳から始めるか、明確な決まりはありません。65歳以上を目安にすることもありますが、年齢の感じ方は人それぞれ。「まだそんな歳じゃない」と受け取る方もいるので、年齢を前面に出すより、「いつもありがとう」「これからも元気でいてね」といった感謝や気遣いの言葉を中心にすると、相手も自然に受け取れます。お孫さんから贈るだけでなく、子どもから両親へ、家族から年長の方へ――感謝を伝えるきっかけとして幅広く使える日です。
節目の年齢を祝う「賀寿(がじゅ)」を一緒に行うこともあります。還暦(60歳)、古希(70歳)、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)などがその代表です。かつては数え年で祝うことが多かったものの、近年は満年齢で祝う方も増えています。家庭や地域の考え方に合わせ、無理のない形で。
よくある質問(FAQ)
Q. 敬老の日のプレゼントにしおりは合いますか?
本や手帳が好きな方には特に喜ばれます。毎日使うものなので目に触れる機会が多く、言葉をかたちにしたしおりには贈る側の気持ちが残ります。お菓子や花に添える小さなプレゼントとしても使いやすいサイズです。
Q. 「おめでとう」と「ありがとう」、敬老の日にはどちらが正しいですか?
どちらも自然に使える言葉です。長寿をお祝いする意味では「おめでとう」、日頃の感謝を伝える意味では「ありがとう」がよく合います。両方を組み合わせて伝えても問題ありません。
Q. 敬老の日は何歳の方にお祝いするものですか?
明確な決まりはありません。一般的には65歳以上を目安に考えることもありますが、年齢の感じ方は人それぞれです。年齢よりも、感謝や気遣いの気持ちを優先して考えるのがおすすめです。
Q. しおりをプレゼントするとき、何か一緒に添えた方がいいですか?
手書きのメッセージカードを添えると、しおりの言葉と自分の言葉が重なって届きます。好きな本やお菓子と一緒に包むと、贈り物としての存在感も増します。そのままでも贈れますが、一言添えるだけで印象が変わります。
まとめ|敬老の日は、ありがとうを言葉にするきっかけ
敬老の日の贈りものは、値段よりも「気持ちが伝わるかどうか」で決まります。相手を思って選んだこと、そこに添えた一言。その二つがあれば、たいていのものは心に残ります。
今年は、贈りものと一緒に、言葉もひとつ手渡してみてください。「いつもありがとう」で十分です。
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